2019年に見たアニメのまとめ
2019年に見たものをまとめます。この記事によって私がなんのオタクであるのかが少しずつ明らかになることでしょう。既に私を知っている人は、ああ、はいはい、程度のことかもしれません。
なんというか、まあ人生の大半私はオタクなわけで 、なんとかそういう気質を生かせるように人生のコマを進めてきたつもりではあるのですが、「(よくも悪くも)なんでこんなんになっちゃったんだろう?」という疑問をずっと持っています。興味の湧いたものとそうでないものを区分けしていくのは、それを考えていく上でひとつ大きな材料なんじゃないかと思うわけです。だから、まさに、こうした、自分のための記録を、残そうと、いうわけで、あります。そういう記事です。これからもたまにやります。
そういう趣旨ですので、独断と偏見しかありません。各作品等への私の感想等に対して異論は認めます。なんかあったら優しく言ってください。あとなんかおすすめあったら言ってください。
2019/03/05 追記:長くなりすぎたので、アニメとアニメでないものを分けて書きます。
なんか番号振ってますが、2以降はアニメでないものがくると思って読んでください。
1 アニメ
1−1 2019年冬アニメ
・ケムリクサ
考察班を結構産んだのではないかと思われる作品。
もともとは自主制作アニメというののだから驚きですね。
けもフレは作中世界というか設定というかがぶっ飛びすぎてて(?)正直ついていけなかったのですが、ケムリクサの方は作品内の世界や世界自体が徐々に明らかになる話の進み方が面白かったなあと思います。文明化のなれの果て、みたいなモチーフのものとしてはありがちなのかなあとも思いつつ。重要な移動手段で出てくる広電の車両も、味があっていいなあという。
なによりED「indeterminated universe」がすきです。
・荒野のコトブキ飛行隊
自分の中では鈴代紗弓の株が爆上がりした作品(しかしなぜだろう…)。水島監督作品で、戦闘機が絶対モチーフになっているのだろうからという理由(それくらいの前情報)で見始めて、なんか世間的な評価はあまり高くなかったような気がしますが、ぼくはのんびり見ることができて良かったなあと思います。空戦をはじめ、飛んでいる間の描写は、ある意味ベーシックな気はしましたが、それでもやっぱり飛行機が好きなので、うん、見てよかった。ただまあ、外伝等々は追ってません。アプリも重すぎて消してしまった。でも劇場版やるんだね。すごいすごい。
ところでSHIORBAKOの三女だとかなんとか言われてましたが、主題的にはそんな感じだったのかなあ、そうでもないのだろうか。よくわかんないまま。
・五等分の花嫁
2話くらいで見るのやめちゃった。人気でしたな。
かぐや様もめっちゃ流行ったけど、なんかよく知らないしあんま興味持てなかったです。
・スター☆トゥインクルプリキュア
HUGっとの流れから録り続けて見てて、結構面白くて、15話くらいまで見てたんですけど、普通に積んでます。いずれ見ます。
・どろろ
見るつもりだったんだけどなあ。いつの間に見なくなったのか(ひどい)。
・バーチャルさんはみている
なんだこの三文芝居は、ってなって、1話で混乱して見るのやめた。
けど、いずれ私はVtuberにハマることになります(後述)→別のエントリで書きます
・ぱすてるメモリーズ
1話は見たんだけどなあ、ぽわぽわしすぎててスルーしてしまった可能性大。
・ブギーポップは笑わない
これも途中まで見ていたのだけど…VSイマジネーターにさしかかったところから積んでます。面白いと思ってはいたんだよ。いたんだ。原作の方に手を出そうかしら…と思いつつ余裕が得られてない。
・約束のネバーランド
Cö shu Nieとの出会い。
ああいう設定の思考実験としてしか見られないんですよね、こういう作品。ストーリー展開を面白くするための裏切りとか、あまりぼくにとっては不要なので、なんというか、ストレートにどうなるのか知りたいという欲求しかない。から、キャラもそう見てないし…ちなみに2020年冬アニメはこういう極端で命が脅かされる系の設定の中で人間たちどう動くん?みたいな作品多いなあと思っています。見てて疲れちゃう、とも思います。
・私に天使が舞い降りた!
なんかすごい性癖の女性の話ですよね(雑)私に巨人が舞い降りた!のイメージしかない。
1−2 2019春アニメ
・フルーツバスケット
岡崎律子の楽曲が大好きなわりに、2001年版は世代じゃなくて(?)全部は見れてないという状況だったので、これを機に見ちゃおうという感じでした。安定して「良い話」で、すごく安心して身を委ねつつ見ることのできる、個人的には好きな作品です。原作とか手を出すのがいいのだろうかと思いつつ、まだ出してない。
2nd seasonも期待。
・冴えない彼女の育てかた(〜夏クール:冴えない彼女の育てかた♭)
MXで再放送してました。友達が加藤恵のことをdisり続けていたので、「そんなにか?」と思って見はじめたのですが、んー、まあ、こういうのもありかな、みたいなストーリーだなあと思って見続けて、結局なんとなく見終わったという感じです。
高校から大学にかけて、ゲーム作って見たくなるみたいな気持ちは大変わかる。
♭(2期)に入ってからの方が、作品を作る過程で行き詰まったり、マネジメント自体に問題があったり、それを恋愛しながら乗り越えたり、と、面白かったなあ。劇場版見にいけてない(というか、まあ、好きだけどお金払うほどじゃないか、と思ってしまった)けど、内容としては期待していますね。配信やディスクで見られるようになったら見ます。
・けいおん!(〜夏クール:けいおん!!)
TBSで再放送してました。好きすぎる。キャラも楽曲も全部好き。語るに及ばず。
・キルラキル(〜夏クール:2期)
MX再放送。なんか、正直、戦闘しまくってるアニメって宇宙でモビルスーツが戦ったり艦隊戦してたりするような作品以外ほとんど見ないんですけど、これは面白かった。越えられない壁みたいな強キャラに対峙しながら、それでも全編冗談まじりで進む展開がすごく好きです。あと、戦闘自体が祝祭のように演出されるのも嫌いじゃないことがわかった。オチはどうかなと思ったけども…。
2期EDが圧倒的に好きですね…。
1−3 2019夏アニメ
・荒ぶる季節の乙女どもよ。
1話だけ視聴。コンセプトはとてもいいと思うのだけど…別にぼくの性癖に響くとかいうことではなく、ほんとうにあの性に対するショックみたいなものを受け止めようとすると今はしんどい気がするなと思ってあえて視聴をやめてしまったみたいなところある。いずれ見ます。
・ありふれた職業で世界最強
ちょっと不明でした。いだてんを高齢者が見れなくなる理由(時系列振り回されすぎてついていけない)((「高齢者が」というとあまりに言い方が雑すぎるが、いだてんについては、「語り部としての昭和期の志ん生」と「語られる物語の主人公としての明治期の志ん生」の区別が難しかったために、その演出や構成についていける人には受けるが、そうでない人にはドラマ全体が理解しづらいものになっている、という指摘が早くからあった。例えば次の記事。https://biz-journal.jp/2019/03/post_26909.htmlと同じだと思う。
・異世界チート魔術師
全部みたけどなんで主人公が正義感に燃えまくってるのかあんまりよくわからなかった。むしろ、こういう表現は正義感を「持っている人」と「持っていない人」の区別を所与のものとして受け取らせてしまう感じがして、なんかそれってよくない気がした。いや、べつにいいのかもしれないけど。
・彼方のアストラ
原作の情報(=前情報)なしで見て、めっちゃ面白かった。のちに触れますが、私はトレッキーでもあるので、1話完結型でいろんな惑星に立ち入っていくという話の構造自体に興奮したみたいなところが大きいかもしれない。でも、母星への帰還と自分たちの正体というストーリーの縦軸というか、各話をつなぐクリフハンガーもあって、アニメとしては文句なく見られたなあという感じです。
・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ
sora tob sakanaです。1期見てないのに視聴するのはきつすぎた。
関連して、流星の行方もすき。(なおゲームはやってない)
・Dr. Stone
めちゃよ。でも半分までしか見れてません。科学史の勉強になるしね…。絶妙なマイクラ感も受けポイントの一つな感じがする。
この作品のおかげでdアニに加入することになりました。ありがとうございました。
・かつて神だった獣たちへ
仕事柄(?)、人間と動物の違いみたいなことを考えていたので、見ました。
戦争犯罪がらみでもあり、兵器として価値を失った「獣」たちが社会的に冷遇されていく様子自体もわりと描かれていて、考える材料としてとてもよかったです。やっぱり思考実験的に見てるんだろうなこれも。
・SHIROBAKO(〜秋クール:2期)
MX再放送。三度目かな、四度目かな。20話あたりからはもう何度となく見ている。
泣ける。こういう形で泣ける作品にはもう一つ、NEW GAME!!もあってそれはそれで好きなのですけど、ぼくはこっちの方が好きです。劇場版、新型コロナのおかげで全然見合わない興行成績になっちゃうんだろうな…。
1−4 2019年秋アニメ
・アズールレーン
2話までかな。いろんな性癖があるなあと思いました(雑)。
・俺を好きなのはお前だけかよ
学校描写には結構文句あるけど、ストーリー自体は結構楽しめました。
裏切りに次ぐ裏切りという感じで、あの世代の人間関係をわりとリアルに表現しているのかな、とも。結構しんどいけど。でもまあ、「そんなことで人を助けた気になってはいけない」とか、「そんなことで絶縁していては損をする」とか、重要な命題を突きつけてくる感じもあったし。メタ発言も絶妙に面白かったし。よかったのではないでしょうか。
・私、能力は平均値でって言ったよね!
のうきん。マイルの変な頭の良さと不器用加減が、たまらなく好きでした。
作中世界や絵のタッチもぼくにはジャストフィットという感じで、この作品のおかげで異世界転生モノに対するアレルギーが解消されたとも思います。
・PSYCHO-PASS サイコパス 3
2期と劇場版でものすごく裏切られた感じがしている作品でした。というのも、シビュラシステムの構造と問題点を1期の終わりに明らかにしておきながら、なにもそれに関する話が進んでこなかったからです。
そういうわけでそこの進展を期待して見たのですけども…そういう期待も持たせる内容だったなあと思いました。結果は面白かったし、次の劇場版でどう展開するかすごく期待できる出来だったなあと思います。世代交代が起こりつつ、時代は進みつつ、1期メンバーも出てきつつ、なんだかいいじゃあないですか。
OVAを見れてないのでいずれ見ます。
うちぬーいてー。
・新世紀エヴァンゲリオン(〜2020冬)
BS日テレ再放送。
全然見れてなくて、例の主題歌しか知らなくて、前にやってた劇場版も見てなくて、正直非国民みたいな扱いされうるなーと思っていました。ただ、まあ、今も見続けてはいるのですけど、なんか別にあんまりハマらない気がする…。
・ひそねとまそたん
BSフジ再放送。
こっちのほうが好きですよね。件の講談師が声を当てているということで、作品自体は前から知っていたのですけど、なんかあんまりこういう話だと思ってなかった。
まだ半分ほどしか見れてないので、これも最後まできっと見ます。
1−5 その他のアニメ(劇場公開ほか)
・劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜
この作品の学校描写にはほとんど文句がないので、それはそれですごいことだと思う。
今度はどういう葛藤が描かれるのだろう…と期待して見た作品で、ある意味で期待通り、あーでも「中継ぎのパートだなあ」とも思った作品でした。 新キャラ久石奏もすきだけれど、ぼくとしてはデカリボン先輩(CV:山岡ゆり)を慕っているので、それがこういう形で去っていくことになるのは、ほんとうに悔しく、寂しい気持ちにもなりました。さて、次はいよいよ…とも思うけど。でも大丈夫かな京アニ。大丈夫ではないだろうな…。
・ガールズ&パンツァー 最終章 第2話
最終章、各話の切り方がクリフハンガー形式になる分、戦闘中に終わらざるを得ないみたいなところが逆に面白いなと思います(&話数が進むにつれ忘れていくので、その都度何らかの方法で見直している気がする)。
ルノーFTの香ばしさにやられつつ、「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」で、なんか、「ガルパンだなあ〜〜」みたいな気持ちになりました。国に対するステレオタイプみたいなのをうまく冗談めかして使ってくるよねー。
ただ、ガルパン好きですけど、多くのオマージュに気づかずみているんだろうと思います。まあ、いいんですけど、「ああここはなんかわかんないけどなんかあるんだろうなー」ってよく思いながらみてる、気がする。
・青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
このシリーズ面白いよねーという感じで見てます。原作で映像化してない分結構あるのかな、あんまり把握してないですが。
江ノ島近辺が舞台だというのと、曲も声もいいし…あとはなんだろう、話として何が面白いんだろうねこういうの…。とにかくなんかどこか懐かしい感じがする。こういうSF!みたいな?違うか…。難しいけど好きです。原作に手を出そうとは実はあまり思わないけれど。
・ヴァイオレットエヴァーガーデン外伝 永遠と自動手記人形
これは作中世界が好きなやつですね。義手のくだりとか機関車から見るに戦間期のヨーロッパか?でも街灯の電灯化って一次大戦前だったような…まあ、その辺のヨーロッパみたいな感じですよね(雑)。景観や繊細に描かれる道具、身につけているもの、それから総力戦の直後という時代性みたいなところが折り重なって見える世界がたまらなく好きです。安定して感動させてくれるしね。
あと、仕事柄、「言葉を伝えること」の意義みたいなのをどのエピソード見ても考えさせられるなあというのと、主人公が「愛」や「心」(そのもの、というか、自己の外にある概念)をめぐって逡巡しながら、手触りを確かめつつ考えていく姿に目を奪われまくりますね。またもう一回見てちゃんと感想を言葉にしたいものの一つです。
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱
ファーストシーズンが「邂逅」でTVで放映され、セカンドシーズンが三度に分けられて隔月イベント上映されたわけですが。職場で話題になっているということもあり、もうどハマりです。2019年はこれと出会った年といっても過言ではない。
ストーリー自体は思考実験として面白いと思います。つまり、「最良の独裁政治と最悪の民主政治のどちらがいいのか」とか、「ヴェスターラントへの爆撃を止めるべきだったのか、そうではなかったのか」とか、いろんなところに考えどころが転がっているように思います。独特な台詞回しと、色の着きまくったキャラと、戦略戦と。
でもぼくがはまったのは旧作でした。最初は話の続きが気になって見始めたのだけど、もう今日で6週目です。ぼくは病気です。
なんだろうな、愚かさとえらさが鮮明に描かれるのがいいのかな。
あとは屋良有作によるナレーション。
DNTが(自分の中で)これを越してくれる作品になることを期待しています。
ひー疲れた。
アニメ以外の話はまた別で書きます。